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スキルアップセミナー&先輩アスリートとの交流詳細情報

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レポート

2018.02.20結果報告

 平成30年1月20日(土)17時から「アスリートのデュアルキャリアセミナー〜2つのキャリアでチャレンジを続けるために〜」をグランドプリンスホテル新高輪3F天平にて開催しました。
 当日は、スポーツ指導者、アスリートをはじめ、競技団体関係者や企業関係者等合わせて151名の方々にご参加いただきました。

【主催者からの挨拶・事業概要説明】

 セミナーの開催に先立ち、主催者を代表して東京都オリンピック・パラリンピック準備局の小室明子スポーツ推進部長から「本セミナーを通して、『デュアルキャリア』の意味や重要性について把握していただきたい」と挨拶がありました。続いて、東京都オリンピック・パラリンピック準備局スポーツ推進部の河野和久事業推進課長より、本事業の概要を説明し、「是非とも当セミナーを受けた後、皆様の現場でキャリアに関する指導を実践していただきたい」とメッセージがありました。


【第1部『競技と仕事を両立するアスリートのキャリアとは』】

<登壇者>
・コーディネーター
田中ウルヴェ 京 氏
(IOC認定アスリートキャリアプログラムトレーナー、スポーツメンタルトレーニング上級指導士)
・パネラー
川内 優輝 氏(埼玉県庁・埼玉県立久喜高等学校勤務/陸上競技 男子マラソン)
道下 美里 氏(三井住友海上火災保険株式会社/陸上競技 視覚障がい 女子マラソン)
山田 拓朗 氏(株式会社NTTドコモ/競泳 身体障がい 男子)
 
 1部では、参加者に「デュアルキャリア」とは何かについて理解していただくため、競技と仕事を両立している現役アスリートをパネラーに招き、自身のキャリアに関する体験談や意見を聞きながら、アスリートキャリアについて議論しました。

 はじめに、コーディネーターの田中氏からアスリートキャリアの現状やデュアルキャリアについて説明があり、「競技を究めるためにこそ、仕事や学校生活において、選手以外の自分を究めることは重要な事であり、良い影響がある」と、参加者にアスリートキャリアについて考えることの重要性を呼びかけました。続いて、「選手それぞれの現状と課題」、「周囲にとってのデュアルキャリア支援とは」、「東京2020大会、そしてbeyond2020に向けての提言」の3つのテーマに沿って、各パネラーは自身のキャリアに対する想いの丈を熱く語り、会場は大いに盛り上がりました。


【登壇者コメント ※一部抜粋】

◆田中氏(コーディネーター)
 アスリートに関わる指導者、保護者、企業関係者の方には、それぞれ異なる価値観があるからこそ、それぞれの立場から、アスリートと接し、アスリートの主体を引き出してあげられるような問いかけをしていただきたい。キャリアはそもそも自分自身で建設的に悩みながら作っていくもの。こうすることで、アスリートは、競技の自分とも、日常の自分とも向きあう習慣ができ、周囲の大人に対しても、良い相談をできるようになる。

◆川内氏
 仕事を通じて得られるスキルに関しては、競技に直接活きるスキルもあるが、それ以上に競技を取り巻く面(メディア対応等やセルフマネジメント)に活きていると感じる。
 また、企業のサポートに関しては、特別に金銭面や環境面を手厚く支えてくれることだけではなく、定時退社や裁量ある有給休暇の取得等の労働環境を整備して、ライフワークバランスを保ちながら、自分自身の研鑽のために時間を与えてくれることがアスリートにとって望むことである。

◆道下氏
 将来、目が見えなくなる不安があったので工業系の短大に進学してPCに関する資格を取得した。そこで得たPCスキルは現在の仕事に大いに活かせている。また、調理師免許を得て、栄養学の知見を競技に活かしたり、鍼灸マッサージ師の資格を活用し、自身ではりを打ったりしてセルフマッサージに大いに役立っている。
 また、社会貢献活動にも取り組んできた。障がい者のガイドランナーなどに対する支援の在り方など、視覚障がいマラソンに対して正しく理解をしてほしいという思いをもっており、競技と両立をしながら仕事として、マラソン大会のゲストランナーやイベントに出席している。アスリートであってもキャリアの可能性を広げていくことは重要な事だと思う。

◆山田氏
 社内ではスポーツに対して多様な捉え方がある中で、「自分自身がスポーツを通して何を伝えられるのか」という客観的な視点をもてるようになった。社内全体で応援してもらうという観点からも、社員としても、当然競技者としてもプロフェッショナルでいなければならないと思う。「結果」としてしっかり周囲に示していきたい。
 また、サポートを受ける上でも、まずはアスリート自身が何を考え、何を求めていかなければならないのかを明確にし、行動することがキャリアを歩む上で重要な事だと思う。


【第2部『デュアルキャリアに求められるコーチングスキルとは』】

<登壇者>
・コーディネーター
木村 昌彦 氏(横浜国立大学教育学部教授/リオ2016オリンピック 柔道チームリーダー)
・パネラー
井上 康生 氏(東海大学体育学部准教授/リオ2016オリンピック 男子柔道監督)
鈴木 桂治 氏(国士舘大学体育学部准教授/リオ2016オリンピック 男子柔道コーチ)
岡田 隆 氏(日本体育大学体育学部准教授/リオ2016オリンピック 男子柔道総務コーチ兼体力強化部門長)

 2部では、参加者にスポーツ指導におけるデュアルキャリアの重要性やその指導法について理解していただくため、リオ2016オリンピック競技大会男子柔道チームをパネラーとして招き、コーチングの視点からアスリートキャリアについてのパネルディスカッションを実施しました。

 はじめに、「日本柔道界の取組み」について、ロンドンオリンピックからリオオリンピックまでの経緯に触れ、具体的な強化策やキャリアを意識された活動についてお話しいただきました。
 続いて、「コーチングスキルとしてのキャリアとは」のテーマに沿って、全日本柔道連盟が掲げる「勝利追及主義」という理念のもと、「気づき」や「学び」の重要性を訴え、どのように指導に取り入れていけばいいかについて伝えていただきました。
 各登壇者は日本代表チームの指導者として、また教育者として柔道に対する想いやキャリア教育の必要性について語っていました。


【登壇者コメント ※一部抜粋】

◆木村氏(コーディネーター)
 アスリートキャリアは、引退後のセカンドキャリアに注目される点があり、就職に向けたキャリア教育の印象が強いが、それだけではなく、一生涯を通じたキャリア教育を念頭に置いて考えていく必要がある。スポーツ界には、一つの事(競技)を究めていくことが美徳であり、それ以外のものは排除しようとする考え方がある。人として成長していくためには様々な事にチャレンジしていくことが肝心であり、スポーツ指導者が「二兎を追わぬ者は二兎を得ず」ということをアスリートに伝え、追い方を共に考えていくことが重要である。

◆井上氏
 全日本の代表だからこそ、練習だけではなく、様々な研修を通して各国の文化を学んだり、日本の素晴らしさを再認識する機会を与えている。また、選手の将来を考え、全日本に所属していても指導者資格が取れるように制度改革も行った。柔道家として、「最強且つ最高の選手」をテーマに掲げながらも、人として一生涯のキャリアを意識して、継続して選手に知識が広げていきながら、競技能力を上げていくことに努めていきたい。

◆鈴木氏
 コミュニケーション能力を培えるように意識して「自ら考える選手」になれるよう指導を行っている。
 競技においても、キャリアにおいても、多角的に物事を考えられるようになるには、目標を立て、能動的に学ぶようにならなければならない。同時に指導者は、その目標に対して、選手の考えと自身の考えをいかに共有できるかが重要なポイントである。

◆岡田氏
 キャリアという視点でトレーニング指導を捉えてみると、目の前の結果を得るために指導しがちになるが、選手自身が将来指導者や親になったときの事を考えて、スポーツに対する知的好奇心を得られるように工夫している。こうすることで、選手達もスポーツ科学に対する知識欲求が強くなり、スポーツを通して社会に興味関心を持ちキャリアを築いていくことができる。


  • 紹介画像1

    開会の様子

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    アスリート・キャリアサポート事業の概要説明

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    会場の様子

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    【第1部】白熱するシンポジウムの様子

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    【第2部】キャリアに関する実践的な指導について議論する様子

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    【第2部】盛り上がりを見せるディスカッションの様子

アスリートのデュアルキャリアセミナー【短編動画】

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競技力向上 アスリート・キャリアサポート事業03-5413-7557

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