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発掘トピックスexcavation topics

東京都をはじめ国の機関等が行っている開発事業において発見された遺跡を、東京都教育委員会からの指名を受けて当センターが発掘調査を行っています。これらの調査結果をご紹介します。

発掘トピックス詳細情報


武蔵台遺跡(府中市No.5)一覧へ

よみがな むさしだいいせき(ふちゅうしなんばー5)
発掘場所 府中市武蔵台二丁目
主な時代 旧石器、縄文、奈良、平安

概要

 武蔵台遺跡は、府中市武蔵台二丁目にあります。武蔵野台地の南西部、多摩川の中流域に位置し、国分寺崖線に接して立地しています。武蔵台遺跡は昭和54年から旧都立府中病院の改築などに伴って断続的に調査が行われ、今日までに旧石器時代、縄文時代、及び奈良・平安時代の遺構・遺物が多数発見されています。
 今回の調査は都立府中療育センター改築工事に先立つ発掘調査で、平成27年6月から平成28年8月にかけて実施しました。現在は、整理事務所で整理作業を行っています。


写真1 立川ローム10b層を中心に出土した石器・礫(写真左上側が国分寺崖線)

写真2 出土した局部磨製石斧

写真3 砥石と考えられる石器


トピックス

 現在の地表から約5メートル掘り下げた立川ローム10b層を中心に、約35,000年前と考えられる石器・礫が約1,300点出土しました(写真1)。そのなかに、刃部を磨いて鋭くした石斧があります(写真2)。木を切ったり、加工したりするための道具と考えられます。一般的に磨製の石器は新石器時代(日本では縄文時代)になってから発達しますが、日本では後期旧石器時代の古い時期に既に見られることから、これらは世界最古級の磨製石器です。また、砥石と考えられる石器も発見されています(写真3)。サイズが小さいことから、手持ち用でしょうか。刃を細やかに磨いて繊細な道具を作っている当時の人々の様子が目に浮かぶようです。
(2017年6月)
*層位名は、正しくはローマ数字による表記です。




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