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環2地区 新橋・虎ノ門地区(港区No.149)

遺跡の特徴
 環状第2号線構築工事に伴う調査で、新橋-虎ノ門間の約1kmにわたる区間および再開発ビル予定地を調査しています。本地区は、近世には「芝愛宕下」と呼ばれた地域で、江戸城南方の愛宕山東方に広がるエリアで、東海道に接する戦略上も重要な位置を占めており、中小の大名および高級旗本の屋敷が軒を連ねていました。開幕以前は、「日比谷の入り江」として知られる低湿地と推測され、「天下普請」という大土木工事によって、江戸時代初期に武家地として造成された埋立地です。

 環2地区は、港区の北部に位置し、都市計画道路環状第2号線(新橋・虎ノ門約1.4km)を中心とした約8ヘクタールの市街地再開発事業に伴う調査です。

回転木片付木製品

火きり板

写真(上):火きり板
写真(左):回転木片付木製品

トピックス

 2006年4月から本格的な整理作業を始めました。珍しい遺物などを順次紹介していきます。類例を御存知の方は、是非お知らせ下さい。
 写真は、西新橋二丁目29番地点から出土した木製品類です。
 写真(左)は、長さ15cmほどの角材先端部を二又に加工し、鉄釘を軸に6cmほどの木片が回転するように細工してあります。木片の一端は斜めに薄くなるように面取りが施され、反対側の端部には釘穴が認められます。何かの部品かと思われますが、穴などに差し込んで、回転する木片がストッパーの役割を果たしたとも考えられます。
 写真(右)は、長さ20cmほどの表面を若干窪ませた板の縁辺に、火きりの痕跡が見られます。近隣の汐留遺跡(『汐留遺跡III』(第5分冊)335頁)などから類似したものが出土しています。

平成19年6月現在

詳しくは、東京都埋蔵文化財センター調査研究部
  (電話 042−374−8044)まで
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