2020年東京オリンピック競技大会を見据えて

世界で活躍するアスリートの育成に向けたスポーツ医・科学的サポートの可能性

高妻容一

気持ちはトレーニングで
コントロール可能になる。
〜『理想的な心理状態(ゾーン)』をつくりだす〜

2017/09/11 NEW

いくら技術や体力があっても、メンタル(心理・心)が弱ければ、試合では実力を出し切れずに負けてしまう。では、オリンピックのメダリストたちはどのような心理状態で試合に臨んでいるのだろう。彼らが口にする「ゾーン」とはどういう状態なのか。メンタルトレーニングの第一人者、高妻氏は「メンタルトレーニングを取り入れることによって、いつでもどこでも自ら意識的にゾーンに持っていけるテクニックを身につけられる」という。それが興奮のレベルをコントロールするための心理的スキルである、『リラクセーション』や『サイキングアップ』などだ。

続きを読む
高妻容一

PROFILE

高妻容一(こうづま・よういち)

東海大学体育学部 教授
スポーツメンタルトレーニング上級指導士

国際応用スポーツ心理学会、日本スポーツ心理学会など多数の学会に所属し、Sport Psychology Council(世界各国のスポーツ心理学の代表者の組織)委員、メンタルトレーニング・応用スポーツ心理学研究会代表・事務局で活躍する傍ら、現場での指導者としても多くのチームや団体のメンタル面強化のアドバイザー等を務めている。