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実践型ワークショップinstructional courses in sports medicine and science

地域の指導者の方々にスポーツ医・科学をより身近に感じてもらうことを目的としたワークショップ等を開催しています。

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レポート

2016.09.28結果報告

 平成28年9月16日(金)、東京体育館(第一会議室・サブアリーナ)にて、実践型ワークショップ『「こころ」と「からだ」を強くする!!』を開催いたしました。
 今回は、第1部に横浜国立大学から木村昌彦(きむらまさひこ)先生、第2部に桐蔭横浜大学から櫻井智野風(さくらいとものぶ)先生をお招きしてご指導をいただきました。

『「こころ」と「からだ」を強くする!!』

 今回、第1部は、「折れないこころ育てるコーチング」について講義を行い、第2部は「成長期のトレーニング法」について実技を中心とした体験講習を実施しました。


【第1部】“折れないこころ育てるコーチング”

『折れないこころを育てるには、“心の才能”を伸ばすこと』

“才能”とは持って生まれたものだと言われていますが、「“心の才能”は選手次第でいくらでも伸ばすことが可能であり、そのためには、ガッツ(GUTS)がありレジリエンスの要素を持ち合わせていることが重要である」とのことでした。

 木村先生の考えるレジリエンスの要素は、「楽観性・自己効力感・自尊感情・感情コントロール」であり、これらの要素を選手自身で高めることができれば、“心の才能”を伸ばしていけるとのことでした。しかしながら、“心の才能”を選手自身で伸ばすことは、現実的にはなかなか難しく、指導者側が促さなければならないという現状もあり、「選手を変えるには指導者しかいない」と木村先生は訴えていました。

 その時代に応じて指導法も変化していくため、指導者はその変化に順応する力が求められています。現にスポーツ場面における指導では、スポーツ科学を取り入れた指導を用いるようになってきているそうです。

 これまでスポーツには感覚的な部分が多分にあり、指導者から「もっと高く跳べ」や「こうしたらいいんだ」など主観的な指導がよく見られていましたが、客観的なデータを用いてスポーツ科学的な視点から指導することで、選手が競技の理解度を深めるきっかけとなり、より良い指導になるとのことでした。

 スポーツ科学というと動作分析などのバイオメカニクスや運動生理学等の分野を思い浮かべる人もいるかと思いますが、木村先生曰く、「論理的な考えや発言に合理性・実証性・客観性・普遍性等が備わっていれば、それはスポーツ科学である」とおっしゃっていました。

 このような視点からのアプローチが選手を変化させていくのだそうです。
 これらのことを踏まえて、「何よりも選手と指導者の信頼関係が大切であり、選手が主役となる指導に徹することができるかどうかが重要だ」とおっしゃっていました。


 【第2部】“成長期のトレーニング法”

『子どもの筋トレは、コントロールされたレジスタンストレーニングであることが大切。』

 これまで子どもの筋力トレーニングはタブーとされる意見が多くありましたが、最近の研究では子供への筋力トレーニングは重要だといわれているそうで、櫻井先生はこのことについて、「筋トレは重要であるが、過度な負荷をかけない程度で行うことが大切であり、自重を用いたトレーニングが良い」とおっしゃっていました。

 櫻井先生は自重トレーニングを行う際、「“多くの筋肉を同時に使い、力発揮も伴う運動・トレーニング”を目標に、バランス・全身的・ジャンプというポイントを押さえダイナミックな動作と自重を使ったレジスタンストレーニングを意識することが重要である」とおっしゃっていました。しかし、子ども世代にトレーニングをさせる際には、「個々で発育の度合いが違うことを念頭に置き、個々に合ったトレーニングをしないと」と注意もされていました。

 実際には、二人組を作り、歩く時の姿勢を前や横から軸がぶれていないかを観察して指摘し合ったり、腕立ての姿勢から手を視点に円を描くように足を動かしたり、逆に足を視点にして円を描くように手を動かしたりして、自重でのトレーニングを体験しました。また、ゴムを使用して股関節周りを鍛えるトレーニングも体験しました。

 このように第2部では、実技を交えながら、自重を用いたレジスタンストレーニングの方法をいろいろご紹介していただきました。
 今回、第1部、第2部を通じて、選手を変えるのは指導者であることを痛感しました。指導方法にどれほどのバリエーションを持てるかは、木村先生の「我々は学ぶことをやめた時に、教えることをやめなければいけない」の言葉どおり、学び続ける姿勢が大事であるということを理解できました。

 この実践型ワークショップが多くの指導者または指導者を目指す方にとって、スポーツ現場に取り入れるきっかけとなれば幸いです。


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