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発掘トピックスexcavation topics

東京都をはじめ国の機関等が行っている開発事業において発見された遺跡を、東京都教育委員会からの指名を受けて当センターが発掘調査を行っています。これらの調査結果をご紹介します。

発掘トピックス詳細情報


北区西ヶ原貝塚一覧へ

よみがな きたくにしがはらかいづか
発掘場所 北区西ヶ原一丁目
主な時代 縄文時代 弥生時代

遺跡の特徴

 西ヶ原貝塚は、品川区大森貝塚発見の翌年にあたる明治11年(1878年)頃に発見された東京都を代表する貝塚の一つで、発見当時は、市街化もまだ進んでおらず、地表面に露出した貝殻を確認することができたようです。その後、多くの研究者が当地を訪れ遺物の採取を行っていますが、明治25年には東京帝国大学の坪井正五郎により発掘調査が実施されています。戦後には、部分的な調査が13回実施されており、縄文時代早期から晩期の遺物や住居・墓等が発見されています。
 また、貝塚は中期から後期にかけて形成され、貝層は東西約140m、南北約180mの規模で馬蹄形に分布していることが確認されています。
 なお、貝塚の西側の一部(北区立飛鳥中学校内)は、平成11年3月に東京都指定文化財[史跡]に指定されています。


大量に出土した縄文土器

筒形土偶


トピックス

 今回の発掘調査は、平成19年6月から平成20年11月まで実施され、現在は整理作業を行っています。調査対象地区は、馬蹄形に分布する貝塚の東側部分で、縄文時代後期を中心とする遺構や遺物が数多く発見されました。貝塚は、竪穴住居の跡地やその付近、もしくは土坑内などに形成された後期の小規模貝塚が見つかっています。貝の種類には、ハマグリ・ヤマトシジミ・アカニシ・マガキなどがあり、堀之内式期はハマグリとヤマトシジミ、加曽利B式期はヤマトシジミの出土が目立っています。住居は現段階で37軒ほど確認できていますが、主体となっているのは堀之内式期と思われます。住居以外の遺構としては、墓・貯蔵穴・焼土跡・ピットなどがあります。
 遺物は、30万点以上出土しており、土器、石器、土製品(土偶・蓋・耳飾り・土版など)、石製品(石棒、石錘など)、貝製品(貝輪・垂飾など)、骨角器(銛など)、貝、獣骨、魚骨、鹿角などがあります。出土量が一番多い遺物は土器で、特に堀之内式土器が多いようです。注目される遺物としては土偶があります。筒形土偶やハート型土偶が出土しており、二個体の筒形土偶が隣接して出土した例は、全国的にも珍しいものです

 西ヶ原貝塚から出土した、「筒形土偶の顔」「注口土器」などが発掘された日本列島2009で展示される予定です。
平成21年5月現在




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