東京都埋蔵文化財センターに隣接する遺跡庭園「縄文の村」は、多摩ニュータウンNo.57遺跡(縄文時代集落)に盛土をして、当時の多摩丘陵の景観を復元したものです。
トチノキ・クルミ・クリをはじめ50種類以上の樹木やゼンマイ・ワラビ等を植栽して、当時の植生を再現しています。
また、遺跡庭園「縄文の村」には3棟の復元住居があります。下記の予定で焚火(住居内、1日1棟)を行っていますので、炉を囲みながら縄文人気分に浸ってください。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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1 火焚き |
2 火焚き |
3 火焚き |
4 火焚き |
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30 火焚き |
遺跡庭園「縄文の村」では、カタクリやスミレ、シュンラン、エビネ、ニリンソウ、イチリンソウ、カントウタンポポ、タマノカンアオイなどの野草をみることができます。
また、野鳥の種類も多く、シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、メジロ、コゲラ、ウグイス、ツグミ、オナガ、モズ、カワラヒワ、時にはアオゲラやアカゲラまで訪れます。オオタカが野鳥を補食する姿を見かけることもあります。
そのほか、シマヘビ、アオダイショウ、ニホントカゲ、カナヘビなどの小動物も見かけます。
都会に残された貴重な森をお楽しみください。
八王子市堀之内のNo.796遺跡で発見された住居を移築したものです。床に大きく平たい石が敷かれていることから、「敷石住居」と呼ばれており、およそ4,500年前の多摩地域の住居の特徴をよく示しています。床面積は約7平方メートルと少し小さめです。
鉄塔の東側に発見された住居をモデルに復元した住居です。壁沿いの5本の柱で屋根が支えられており、床は長径5m、短径4mの楕円形で、面積約15平方メートルは縄文時代中期の標準的な大きさを示しています。
発掘調査当時の位置に復元された住居です。床の形が長軸7m、短軸4.5mの長方形で、面積は約30平方メートルとかなり広くなっており、5〜6人くらいは十分に住めそうです。
住居の棟の上には、屋根が浮き上がらないように土で押さえ、さらに岩松などの草が植えられています。
北斜面の小さな谷に湧き水を溜める小さな水場がつくられています。現在は水脈が切れて湧き水は見られませんが、かつてはどんな日照りのときでも涸れることはなかったようで、きっと縄文人もこの水を利用していたのでしょう。
遺跡庭園内では、5,000年前の縄文の村の周囲に生えていた樹木や野草を50種類以上を植え、当時の森を忠実に再現しています。
当時この地域には、クヌギ、コナラ、トチノキ、クリ、クルミといった温帯落葉広葉樹を中心に、広葉樹や針葉樹を交えた豊かな森が広がっていたと推定されています。
この縄文の森は、当時の人々にとって日々の食料を得るための場所でもあると同時に、道具や住居の材料を得るための場所でもあり、生活に密着した大切な森であったといえます。
現在は、この「縄文の森」の下で、火おこし体験や縄文土器の野焼き、縄文食体験などを行っています。
開園時間
午前9時30分から午後5時00分まで(4月から10月まで)
午前9時30分から午後4時30分まで(11月から3月まで)
入園料
無料
注意事項
草木の採取等は禁止します。敷地内は禁煙です。
自転車の乗り入れはできません。ペットはリードにおつなぎください。
ゴミ箱の用意はありませんので、ゴミは各自でお持ち帰りください。