今月の逸品

  • 東京都埋蔵文化財センター

現在展示中の今月の逸品のご案内

『境・道・恵』連動企画 来たのは、土器?人?


どうでっか、この土器。
むっちゃエエやろ?
おっちゃんの取って置きやから!

平尾No9元住宮滝注口.jpg

注口土器
縄文時代後期後半(約3,500年前)
平尾No.9遺跡(稲城市平尾)

展示の土器には、小さな巻貝を転がして、あたかも縄文のような文様がつけられている。

これは近畿地方の土器(元住吉山式~宮滝式)の特徴で、すなわち、これも多摩丘陵と遠方との交流を示す重要な証拠の一つである。
ただ、ここで問題となるのが、土器自体が運ばれてきたのか、はたまた彼の地の人が此方にやってきて作ったのかという点。
というのも、近年、多摩周辺出土の他の西日本系土器に、こちらで作られていた可能性が指摘されているのだ。

分析技術の向上を背景に、半世紀前に掘り出されたこの土器にも新たな光が当てられようとしている。

巻貝施文表示.jpg

次回の更新予定
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